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2017.4.3 moonlight

こんばんは、琴乃です。

先日

ムーンライト at TOHOシネマズなんば

観てきました!

 

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2016年度アカデミー賞作品賞を受賞した作品。

LGBTQ、黒人、麻薬中毒、いじめなど、社会問題要素が多ければ多いほど気になるタイプなので、期待せずにはいられず、公開を超待ち望んでおりました。

 

この作品は、主人公のシャロンが子どもから大人になるまでを描いています。

良い意味で、これだけ。なのに、観るものの心をギュィイイヤァアァンっと鷲掴みにする。(効果音のクセがすごいわ)離さない。

このテンションでわかってもらえたと思うんですけど、相当期待してましたが裏切っていただきました。満点評価!私にとってかなり大切な作品になりそうです。

 

トーリーについては、私からは話しません。予告観たら、気になる人は絶対に映画館行きたくなると思うので。

 

以下ももあまり観て欲しくないかも、観ようと思ってる人には。観てから観てもらえたら…。

 

 

彼が子どもから大人になるまでが3部構成で描かれており、役者もそれぞれ違います。

監督は3人がそれぞれ会うことのないように厳しく注意したそうで。それぞれが自分なりのシャロンを演じて欲しかったとのこと。その代わり、キャストを決めるには同じ目をもった役者を探さなければいけなくて、かなり苦労したそうで。パンフレットの監督のインタビュー記事を読んでもうその苦労にも拍手したいよと思ったんですけど、痺れるのが、観ている最中は純粋に"彼ら3人顔が全然似ていないのにすぐにシャロンだってわかる"と感動していたということ。演技と演出に涙。

息遣い、しぐさ、何よりあの目。3人の中でシャロンが生きている、と感じました。

 

もう、これほど余韻に浸りたいと思える映画はないです。

 

主人公が愛に触れるたび、切なさとか痛みとかをもって、絞り出るような涙がジュンワリでる感覚。まるでシャロンの心の涙が私の目を通して出ているかのように、私はシャロンの心に潜り込んでいました。彼と私は全然違うのに、彼を客観視することができなかった。シャロンを近くに感じずにはいられなかったんです。


この作品はわかりやすく言葉で説明するんじゃなくて、観る者がいかに主人公の心に潜り込めるかに賭けてる映画なんだろうと私は思います。何の映画かどうかは私が決める、隣の席の人が決める、それぞれが決める。
素晴らしさに泣きますね。

とにかく監督の考え方がかっこよすぎるんですよ。
観客がどう思うかを気にしすぎて内容を変えたら、僕は自分の顔を鏡で見られない
みたいなことをこれまたパンフレットのインタビューで言ってて、あぁほんまにこういう姿勢で作品づくりをすることによって人の心を動かすことができるんやなって。自分が言いたいことを徹底的に演出している映画が好きです。

 

そしてまた映像がほんまに興味深かった。
寡黙に伝わるメッージとリアルなカメラワークの相性が最高に良かったです。

さっきシャロンの心に潜り込んでいたと言いましたが、このカメラワークもずいぶんその手助けをしてくれました。
海のシーンは自分も海に入って見てる気分にさせられて、というより海のシーンに限らず常にスクリーンを観てる感覚がなかったとまで言える。

 

月明かりに照らされた少年を見て、あんなに心を締め付けられることがあるの?

 

1週間たった今でも思い出すだけで余韻に浸れます。きっとこの先ずっとそうなんでしょう。

 

良い作品に出逢える幸せ。

 

Good bye!