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2017.3.10 trancegender

こんばんは、琴乃です。

 

この日は

彼らが本気で編むときは、atなんばパークスシネマ

観てきました!

 

コンビニのおにぎりにレトルトのしじみの味噌汁。小学5年生のトモは、1人で寂しいそぶりもせず黙々と食べる。それだけで、この子が母親に育児放棄されていることがわかる。

母親が(多分)男を追いかけて、置き手紙を置いてでていくところから話が本題へ。

トモは叔父であるマキオ(桐谷健太)の家で暮らすことになり、一緒に住む彼の恋人がトランスジェンダーであるリンコ(生田斗真)で、世間的に言えば少し珍しい形の家族としての生活が始まります。

 

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この映画は、リンコがトランスジェンダーとしてというよりも1人の女性として苦悩や葛藤をする様と、その側でトモが水を得た魚のようにすくすくと成長していく様が見事に描かれています。

とにかく劇中のリンコが美しい。唇はいつでもツヤツヤだし、ファッションもいつもカラフルで可愛らしい。しぐさも常に丁寧でしなやかだし、選ぶ言葉も美しいし、嘘がなく、ユーモアもあり、何より全てが優しい。

丁寧に暮らすことの大切さ、美味しいご飯が子供を豊かにすること、抱きしめることがいかに人の心を癒すか、感情を涙で表現してしまうことがあってもいいこと、などなど、今思い出すだけでも感極まって涙が出てしまうほど暖かく力強いメッセージが込められた作品でした。

 

日本人として、トランスジェンダーについてちゃんと学ぶことができるし、こういうオープンな作品こそ子供に見せるべきだと私は思います。あ、あとトモの同級生にも同性愛者がいて、日本はもっと小学生の頃から同性愛者についての理解を深める必要もあると思いました。

大事なのは"自分が同性愛者であることに悩む"のではなく、"相手をどう愛していくか"に悩むのが本来普通だと思います。年齢など関係ないはずで。

変態?ホモ?だから何?って言える子供を育てることが、これから子育てをする私たち世代の課題の1つでもあると思いました。

子供が欲しくなる、今全然育てられないし、パートナーも居ないけど、本当に欲しくなる。笑

そういえばスマホが出てこなかったなぁ…。登場人物の誰も持ってるシーンがなかった。糸電話は出てきたけど。すごいなぁ。素敵や…。

 

もう私の中で今年の邦画ベスト3以内であることは確実だなと思うぐらい良かった。

ヒンヒン泣いたわ。笑

 

トランスジェンダーについて、もっと人として想像できることが当たり前の社会になれば良いな。心と体の性別が違うことが普通じゃないって、それじゃあまりにも想像力がなさすぎる。

その人の心に誠意を持って接するべきだと思います。

今年はセクシャルマイノリティーについてしっかり考えられる場所に積極的に行きたいです。今はそういうことについてディスカッションできる人が周りにあまりいないし、様々なコミュニティにどんどん参加させてもらえたらと考えています。

 

話を戻しますが、たくさんの人に観て欲しい作品でした。The 質の良い邦画…。

ちなみに監督はかもめ食堂、めがね、レンタネコを手がけた荻上直子さんです。この監督が元々好きな人にも、邦画を普段あまり観ない人にもオススメしたいです。

 

Good bye!