こんばんは、琴乃です。
今日は休みでまた映画館に行くぞー!の日。
やっと観れた、
永い言い訳 at TOHOシネマズ難波
妻が死んだ。
これっぽっちも泣かなかった。
そこから愛しはじめた。
人気小説家である幸夫が、冷え切った関係にある妻・夏子を突然バス事故で亡くす。"妻が死んだ時、違う女と寝てた、やりまくってた"幸夫は、夏子と共に亡くなった親友の家族(夫・陽一、小6の息子・真平、保育園児の娘・灯)と出逢い、思いつきで週に2回子どもたちの世話をかって出る。季節は巡り、物語はここから始まります。
今日もまた良い映画に出逢えました。邦画独特の虚無感、季節の移り変わり、心情の微妙な変化が丁寧に描かれている、日本人しか作れない繊細な作品でした。
深津絵里の美しさを観に行くだけでも充分価値のある映画です。海のシーン、死ぬ直前の朝のバス。
多分私は心のどこかでずっとこんな映画に出逢いたいと思っていました。正体のわからないモヤモヤした感情や、心に溜まったわだかまりのほとんどが、この映画にあると思いました。
「自己愛の度合いは激しいのに、健全な範囲での自信に欠ける」主人公が終始愛おしかったのは、自分と重ねてしまっていたからかもしれません。
綺麗事は一切なし、それでもちょっと希望を持てる。監督の人間愛の凄まじさを観ました。
今日も良い日だった。
Good bye!
人生とは、他者だ。